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配信前に、いつもの挨拶を録ってみた。声の大きさは気にならないのに、言葉の出だしへ低い「ボフッ」が混ざる。もし、こんな音で迷っているなら、音声ソフトの設定を増やす前に、口元とマイクの間を見てみよう。
候補の一つが、オーディオテクニカのポップフィルター「AT8175」です。マイクへ直接取り付ける、AT20シリーズ用のアクセサリー。メーカーは、配信や録音時のポップノイズを低減する製品として案内しています。
ただし、「配信用なら、どのマイクにも付く小物」と考えて選ぶのは待ってね。まず本体の型番を確認したいです。それから、すでに箱へ入っていないかも。
え、付属している機種もあるの?
あります。AT2020USB-XPは、メーカーの付属品一覧にAT8175が載っています。機材をそろえる勢いで二つ買う前に、ここを見ておこう。
今回は、対応するマイクを確かめ、息の音へ何を期待できるかを整理し、机でどう付けて使うかを考えます。実物の音質を比較したレビューではなく、公式仕様と取扱説明書から、自分の配信へ追加する理由を見付けるための話です。
最初に型番を最後まで見よう。AT2020、USB-X、USB-XPを一緒にしないでね
AT8175の公式商品ページが適応マイクとして挙げているのは、AT2020USB-X、AT2020USB+、AT2020、AT2035、AT2050です。似た名前をうっすら覚えている状態なら、注文する前に、使っているマイク本体の表記を見てみよう。
ここで見たいのは、AT2020までの部分だけではありません。後ろにUSBが付くか、その後がプラスなのか、Xなのか、XPなのか。写真の形が似ているからと、末尾を省かずに確認します。
商品名の検索結果だけでは、自分が持っている機種と区別しづらいこともあるよね。購入履歴や箱、メーカーの商品ページで、本体の型番を一つに絞ろう。型番が分かったら、フィルター側の対応表記と並べます。
また、AT20シリーズ専用という説明を、ほかのシリーズへも共通で使えるという意味に広げないでね。適合が確認できないマイクへ、取り付け部を大きく曲げたり、別の固定用品で強引に留めたりする買い方は避けたいです。
そして、買い足す必要があるかという確認。AT2020USB-XPの公式ページには、専用スタンドなどと一緒に、ポップフィルターAT8175が付属すると書かれています。XPを使っていて手元に見当たらないなら、先に付属品をしまった場所を探してみよう。
同じように、販売店が独自に作ったマイクとフィルターのセットを買っている場合もあります。本体の標準付属品だけでなく、自分の注文に何が入っていたかを見ます。マイク単体と、追加アクセサリー付きのセットは、商品名の最初だけでは分からないからね。
中古のマイクを持っている場合は、標準で付属する機種だからといって、購入時に必ず付いてきたとは限りません。いま手元にある内容と、購入した商品の付属品欄を合わせて判断してください。
| 今の状態 | 買う前にすること |
|---|---|
| マイクの型番を覚え切れていない | 本体や購入履歴で末尾まで確認する |
| 適応一覧に自分の機種がある | 付属品と、すでに持つフィルターを確認する |
| AT2020USB-XPを使っている | 標準同梱のAT8175が手元にないか探す |
| 適合が分からない機種を使っている | 寸法の雰囲気で決めず、メーカーへ確認する |
配信の道具を一つ増やす前に、いまある道具を一つ確かめる。この順なら、必要な人は迷わず次へ進めるし、すでに持っていた人は買わずに使い始められます。
「ボフッ」は、どこで入る? 息への対策と、机の振動を分けてみよう
ポップフィルターを探す入口は、声の途中へ入る息の音です。オーディオテクニカのアクセサリー解説では、パ行やバ行を発音した際の破裂音や、息が直接マイクへ当たる音を軽減するために、ポップフィルターなどを紹介しています。
自分の録音では、どの言葉のときに気になったかな?
ずっと音が続いているのか。話し始めだけなのか。マウスを置いた瞬間なのか。「ノイズがある」の一言から、起きる場面へ少し近付けてみよう。
たとえば、試し録り用に、自分で短い挨拶を作る。「配信を始めます。今日はパズルの続きを遊びます」。これは説明のための例で、誰かの配信の台詞ではありません。普段の声で言って、言葉の頭にどんな音が残るかを聞きます。
強く息を吹き付けて、わざと大きな音を作る必要はないよ。配信で困っているのは、実際に使う声に混ざる音のはず。いつもの姿勢と声で、気になったところを確かめたいです。
一方、机に手を置いたときや、スタンドへ触れたときに伝わる振動は、別の対策を考える対象。メーカーは、物理的な振動を和らげるアクセサリーとしてショックマウントも紹介しています。口元のフィルターを付けることと、スタンドを通る振動を減らすことを、一つの効果にまとめないようにしよう。
室内の生活音、通話相手の音、音量の設定も、同じ一枚のフィルターでまとめて解決するとは限りません。無言でも同じ音が続いているなら、AT8175を買う理由を急いで作らず、音源や入力経路の確認へ戻る。気になる音に合った道具を選ぶことが先です。
AT8175について公式が示すのは、ポップノイズの低減です。声を別人の声質へ変えたり、録音済みの音をあとから修復したりする機能ではありません。配信ソフトの音声フィルターと名前が近くても、こちらはマイクへ取り付ける実物の部品です。
また、アバターの声として配信していても、収音する入口は自分の口元とマイクの関係。声を加工する設定だけを見続ける前に、実際にどの位置へ話しているかを確かめる余地があります。
フィルターを追加するか迷ったら、まず元の録音を残そう。何が気になっていて、何を変えたいのかが分かれば、取り付け後にも同じ言葉で確かめられます。買ったから良くなったはず、と結論を先に置かず、自分の配信で聞こえる音へ戻ってみようね。
机にもう一つクリップを付けるタイプではない。マイクの前へどう収まるか見よう
ポップフィルターというと、丸い網を長いアームで支え、机へ固定する形を思い浮かべる人もいるかもしれません。AT8175は、それとは違い、対応マイクの本体へ取り付ける形です。
メーカーの取扱説明書と寸法図では、マイクの前にフィルター面を置き、下側の取り付け部分で本体を挟む構成が示されています。取り付ける際は、マイクを傷付けないよう、その部分を少し広げながら付ける案内です。
あ、机の端へ、もう一つ固定場所を用意する構成ではないんだね。
卓上のスペースが限られていて、独立したフィルター用アームの位置を考えていた人なら、この取り付け方は選ぶ材料になります。ただ、付ければ周りの物へ絶対当たらない、という意味ではありません。マイクの前へ出る部品として、手元の配置に重ねて見ておこう。
外形寸法は、幅74×奥行63×高さ88mm。質量は約31.1gです。高さと幅を逆にせず、どの方向へ張り出すかを、公式の寸法図で確かめます。
この奥行63mmを、そのまま「口からマイクまで63mm離す」という使用距離の指定にはしません。製品自体の外形寸法です。口との距離やマイクの向きは、使うマイクの説明書と、自分の姿勢を合わせて調整しよう。
配信机で見たいところは、キーボードの上へ置いた手、ゲーム画面を見る目線、原稿を置く場所です。マイクだけを手前へ出した結果、キーへ手を伸ばすたびにフィルターへ触れるなら、位置をもう少し考えたいね。
VTuberの顔の動きを読むカメラを使っている場合は、自分の顔がどう見えているかも確認する提案です。フィルターとマイクを口元へ置いた状態で、いつもの顔の向きや姿勢を取ってみる。機種やソフトによる追従性能を保証する話ではなく、機材を追加しても視界や動作を邪魔しない配置を探します。
マイクをアームで支えているなら、フィルターを含めた取り付け状態で、使うアームの条件も見ておこう。AT8175の約31.1gだけを見るのではなく、マイク本体やマウントも一緒に支える構成です。既存の支持具の対応や説明書へ合わせ、追加後に不安定なまま使わないようにしてください。
取り付け部を無理に押し広げる、工具で別の形へ変えるといった方法は採りません。取扱説明書は分解や改造も避けるよう案内しています。合わないと感じたら、型番と取り付けの向きへ戻ろう。
ここまで見て、専用形状が自分のマイクと配置に合いそうなら候補にする。大きな丸いフィルターを別に支える必要がないことを、机でどう使えるかへつなげて考えてみようね。
付け終わったら、同じ挨拶をもう一本。口元が変わっても普段どおり話せるかな
対応を確かめ、説明書に沿って取り付けたら、次は短い録音です。配信を始めたまま取り付け位置を探すより、本番前の録音で、使う状態を決めておきたいね。
最初に残した挨拶と同じ文章を、同じくらいの声と姿勢で録ります。付けたと同時に入力レベル、椅子の高さ、マイクの向きまで変えてしまうと、何が違ったのかを比べにくくなる。まずは変えるところを絞る提案です。
聞くのは、言葉の頭に気になっていた音がどう残るか。それだけでなく、普通の言葉が聞き取れるか、最後の語尾まで無理なく話せるかも、同じ録音で確かめよう。
ここで、ヘッドホンの再生音量を大きくした分だけ、録音の声も大きくなったと考えないようにします。比較するときは、同じ再生機器と、聞きやすい範囲の音量をそろえる。細かい音を探すために、必要以上に大音量へ上げ続けないでね。
本番では、挨拶の一文だけを同じ姿勢で話し続けるわけではありません。ゲーム画面へ顔を向けたり、手元を見たりするなら、その動きの範囲でも短く録ってみよう。まっすぐ座ったときだけフィルターが間にあり、横を向くたびに外れる配置なら、使う位置を考え直す材料になります。
反対に、フィルターをよけようとして体を不自然に曲げていないかも見てみて。音のために毎回つらい姿勢を取るより、椅子やマイクの置き場所へ戻って、普段の動きで話せる配置を探したいです。
短い録音には、日付と変更したことが分かる名前を付けて保存する方法があります。「取り付け前」「AT8175取り付け後」のように、一回目と二回目を分けるだけでも、あとからどちらか分からなくなるのを防げます。実際に何が改善したかは、自分の録音で判断してください。
気になる音が変わらない場合は、さらに同じフィルターを重ねて解決しようとせず、最初に分けた音の種類へ戻ります。息が当たる場面なのか、部屋の音なのか、支持具へ触れる振動なのか。いま分かったことを、次の確認の材料にできます。
使ったあとの置き場所も、マイク本体と一緒に考えておこう。AT8175の説明書では、強い衝撃、直射日光の当たる場所、暖房器具の近く、高温多湿やほこりの多い場所を避けるよう案内されています。手入れは手元の説明書やメーカー案内に従い、ほかの製品の洗えるという説明を移さないようにね。
持ち運ぶなら、取り付けたまま狭いバッグへ押し込んでも変形しない、と期待しないこと。付けた形の高さや奥行きも含めて、無理に圧迫しない収納を考えます。机の上でも、片付ける物をフィルターの前へ積まない場所を選んでおこう。
購入時は、ポップフィルター単体か、マイクと一緒のセットかを確認してください。販売ページの期限付きクーポンは、その時点の適用条件を見ます。商品名に残っている表示だけで、割引が今も使えると決めないようにね。
取扱説明書には、この製品に保証書は付属せず、購入時の領収書やレシートを保管するよう案内があります。箱に保証書がないからと、そのまま購入の控えまで捨てないでおこう。通販なら注文履歴と購入日の分かる書類を確認しておくと、あとで相談するときも、買った商品を特定する手がかりになります。
まず、手元のマイクの型番を最後まで見る。XPなら、付属品の置き場所も見る。そこで必要だと分かったら、自分が気になっている一言を録っておこう。
小さな部品でも、買う理由が一つ見えていると選びやすい。次の挨拶を、いつもの姿勢で話すために、口元の置き方から試してみよう!
出典:AT8175公式商品ページ、公式取扱説明書・取り付け図、AT2020USB-XPの付属品、マイクアクセサリーの公式解説。2026年10月17日確認。録音の台詞と配置確認の手順は、この記事で作った提案です。